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就英コラム3『質問力』~質問力を鍛えると学力があがる!(詳しくはこちらをクリック)

  • hamanishi8737
  • 2022年2月7日
  • 読了時間: 4分

更新日:2022年2月16日

 2022年2月、冬季北京オリンピックが開催されます。このオリンピックで日本選手団の主将を務めるのは、スピードスケートに出場する高木美帆選手です。

 実は2010年6月に配布した『就英・ミニパンフ』で、この年の2月に行われたバンクーバーオリンピックに当時中学3年生で出場した高木選手のことを、コラム中でとりあげました。その時のキーワードが『質問力』です。今回はその時の『就英・ミニパンフ』を掲載したいと思います。


☆スーパー中学生!

 もうだいぶ前のように感じてしまいますが、今年の2月、バンクーバーオリンピックがありましたね。

 このオリンピックでぼくがもっとも注目していたのは、当時中学3年生で出場した高木美帆選手です。結果は本人にとって、とうてい満足できるものではなかったと思いますが、まだ中学生で世界の大舞台に立ってしまうというのは、とてつもないことだと思います。

 しかしながら、ぼくが高木選手にすごさを感じたのは、単純に中学生だったから、というわけではないのです。


☆高木選手の『質問力』

 オリンピック前、高木選手はマスコミからもたいへんな注目を浴びていました。そんなある日、彼女を追った、あるテレビ番組を見ました。

 その中で、高木選手が練習しているスケートクラブに、長野オリンピック金メダリストの清水宏保選手が、コーチに来ている場面がありました。

 清水選手は、高木選手を含む20人ほどの子供たちに「何か聞きたいことはありますか?」と問いかけました。

 子供たちにとって地元の英雄であり、あこがれでもある清水選手に、ふつう、出てくる質問といえば、「どうやったら金メダルがとれますか?」とか、「どうしたら清水選手のようになれますか?」みたいなもんでしょう。

 すると高木選手が清水選手にこう質問したのです。

 「さっき、清水選手は(スケートの)歯の裏を意識して滑ってみよう、と教えてくれましたが、清水選手は歯のどの部分を一番意識して滑っていますか?」

 いやぁ~驚きました。この子はすごい!ぼくはスケートのことはまるで素人なので、技術的なことはよくわかりません。でもこの質問が、決して低い水準の質問でないことはわかりました。


☆高い目的意識

 つまり、こういう質問がでてくるほどの技術を持っている。そうなるまでの練習を普段からしてきた。練習する時も、少しでもタイムがよくなるためにどうすればいいのかを、常に考えて練習している証拠だ、と思ったのです。

 何より超一流の選手からも、臆せず「吸収してやろう」という貪欲さが素晴らしい!

中学生にして、この高い目的意識を持ってずっと練習し、オリンピックに出場できるまでに自分をもってきたのかと思うと、すごい、というほかなかったのです。


☆『質問』ってなんだろう?

 就英に体験指導に来てもらった子や、入塾して間もない生徒とのやりとりでも、こういうことがあります。

 先生:「じゃぁ、質問ある?」

 生徒:「この問題がわかりません」

 先生:「この問題の、どのへんがわからないの?」

 返ってくる返事は「全部」とか、「どこがわからないのか、わからない」「問題の意味がわからない」―あるいは「…」


☆『質問』のしかた

 これらは質問ではないと思っています。こういう時指導するのが『質問のしかた』です。

質問とは何なのかを教えるのです。

 例えば「問題の意味がわからない」という場合、もう一度問題を読んでもらいます。声を出して。2,3回もすると、問題の中でも、わかる部分がみえてきます。その他の部分がわからない所、つまり質問となります。


☆『考えること』と『質問』

 大切なのは、何もせず、考えもせずに「わかりません」ではなく、まずは「やってみよう」「考えてみよう」ということです。

 そこから始まって、やがて「ここまではできた(やった、わかった)けど、ここからどうしたらいいのかがわからない」とか、「自分の考えはこうなんだけど、解答と違う。どうしてなんだろう?」と、なっていく。

 これが『質問』なのです。


☆『疑問』の大切さ

 『質問』は『疑問をもつこと』から生まれます。よく小さなお子さんがお父さんやお母さんに「なんで?」「どうして?」と聞いてきます。それは少なからず、そのことに関心を持っている証拠だと思うのです。

 こんな時は、できる範囲でいいので、ちゃんと答える、教えてあげるのがいいんじゃないかなぁ、と思っています。

 『疑問』が解決されると、学びたい欲がどんどん大きくなってくると思うのです。『疑問を持つ』という気持ちは大切にしてあげたいですね。


☆『学びたい気持ち』を育てる

 やがて小学生になったら、今度は『疑問』に対して、辞書や百科事典を使って『自分で調べる』ことを教えてあげます。

『疑問』を自分の力で解決できるようになる。これが『学びたい意識』を、ますます成長させてくれると思うのです。

『学びたい意識』が高木選手をオリンピック代表にまで育てあげたーぼくはあの番組で大いに感動させられました。そして今後、彼女の努力が花開く時を楽しみにしたいと思っています。

ちなみに高木選手、サッカーも一流で、勉強の成績も…やっぱり良いんだとか。

負けるな!長野の小中学生!!

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