就英コラム1『成績表の分析法』~成績表の見方で、未来の自分を知ることができる!(詳しくはこちらをクリック)
- hamanishi8737
- 2021年12月14日
- 読了時間: 5分
更新日:2022年2月16日
学習塾において主なデータといえばテスト結果になりますが、個人単位で見る、学校単位で見るなど、データを様々な角度から眺めると、たくさんの事実を知ることができます。
就英では、初年度から中学生の塾生全員のテスト結果、成績表を記録し、保存しています。中3生の進路指導に役立てているのはもちろん、小学生を含め、すべての学年の塾生の指導計画にも利用しています。
今回は就英が持つデータの中から成績表・得点表のデータを取り上げ、そのデータをどのように分析しているのかを紹介します。
そこには、学習塾就英がどうして『本物の学力』をつけることを目標とし、『学びの質を高める』授業にこだわっているのか、その理由が存在しています。
ではまず、下の表をご覧ください。
これは平成30年3月に中学を卒業した生徒の、各定期テストにおける得点別の人数の割合を表したものです。 つまり『中1・1学期末』は平成27年7月第一週に実施されたものになります。 この結果から読み取れることは人により様々ですが、今回は3つのポイントに注目してお話しさせていただこうと思います。

総合テストは難しい!?
はじめに、みなさんも一目でわかることは、学年が上がるにつれて全体の成績はどんどん下がっていることだと思います。もちろんこんな表を見せられなくても、巷の話やご自身の経験からも、当然知っていることだと思いますが、あえてもう少し踏み込んで数字を捉えてみることにします。
中1の時点と、高校受験の内申書に直結する『中3総合テスト』を比較すると、『400点以上』の割合と『199点以下』の割合は、どの中学においてもほぼ逆転した結果になっています。
学年の人数が200人とすると、〈A中学〉では中3の8月に『400点以上』はたったの6人、『199点以下』の人数は74人に膨れ上がってしまう、という事実が読み取れます。
しかもこの傾向は、今も昔も大差はありません。
「中3の内容は難しいから┅」と思われるかもしれません。教科や単元によっては、それが事実である部分もありますが、決してすべてがそうとは言えません。
なぜなら学習は積み重ねであり、中3総合テストはそれこそ小学校から今までの学習の積み重ねが試されているもの、と考えることができるからです。
つまり中3の8月になって急に問題が難しくなったわけではないのです。
例えば8月の総合テストの数学は〈問2〉以降の9割がたの問題は中1、中2の範囲からの出題です。
ではどうしてこのように成績が下がってしまうのでしょうか。その謎を解くカギが実はこの表の中にあります。
生活スタイルが決まる!
二つ目の注目ポイントとして『中1・2学期中間』、『中2・3学期末』の部分を見てみましょう。
実はこの約1年半の期間、各得点の人数はほぼこの割合で推移し、あまり大きな変動がないのです。理由としてこの期間は、中学生としての生活スタイルが良くも悪くも確立して、生活に大きな変化が少ないことが考えられます。
つまり学習面でいえば、「毎日時間をとって勉強する子」も「テストの2週間前から勉強し始める子」も「テスト前1週間をきってから勉強し始め、2日前にほぼ『あきらめ』状態になる子」もその確立された生活のリズム(ここでは勉強時間)を変えずに過ごしていると考えられるのです。
「今回のテストは悪かったから次は勉強時間を増やすぞ!」と思っても、3日もすれば確立された生活リズムの波にのまれて、同じ結果になってしまう┅。うまくいかないものです。
定期テストと総合テスト
この期間の定期テストはしっかりと『テスト範囲』で区切られているため、その内容を『学ぶ』意識より『覚える』意識が強くなってしまい、学習の基本である『理解』まで時間をかけることは、一部の生徒さんを除き、ほとんどありません。 いつも時間をとって『覚えた』ことが多い子は高得点、時間をとれずに『覚えた』ことが少ない子はいい結果がでない、という図式が確立されているのです。
また『範囲がある』ということは、今回『覚えた』ことを次のテストで忘れていても、点を採れる可能性が十分にある、ということになります。
中1の2学期に『覚えた』ことがこの期間中、およそ1年半もの間、全く思い出すことをしなかったら、その『覚えた』ことは忘れられても当然のように思います。400点台の割合が1年半後に激減してしまう、あるいは平均点が急降下してしまうのも納得できます。
さらに現実として、中3の総合テストの成績が内申書に大きく影響を及ぼす以上、そこで結果が出なかったら、それまでいくら高得点を採っていても、目標校への道はほぼ閉ざされてしまうことがありえるのです。
『学びの質を高める』大切さ
では一体どのようにして、この現実に対応していけばよいのでしょう。
学習塾就英では小学生でも中学1年生でも、目標は中3・総合テストでいかに結果を残すのか、を目標にして日々の授業を行っています。従って中1の2学期から中2の3学期までは、データから見た結果をふまえても、テストの点にあまり一喜一憂する必要はなく、むしろ内容に注目して塾生を指導していくことが重要だと考えています。
つまり練習したことをどれぐらい発揮できているか、をチェックすることに重点をおいているのです。
理解するスピードは人によって違います。次のテストまでに範囲のことをすべて理解できる子もいれば、テストには間に合わなかったけど、3か月かければしっかり理解まですすめる子もいます。
ひとりひとりの状況を毎回把握し、目標をしっかりと見据えて就英の個別指導は行われています。学習塾就英が『学びの質を高める』授業にこだわり、指導理念としている理由はここにあるのです。『覚えた』『忘れた』で終わってしまう授業ではない、『本物の学力』をつけることが大切だと考えています。
2学期に注目!
三つ目の注目点です。目標校に行くためには今の時点でどれぐらい点数をとっていればいいのか、実際に気になるところだと思います。正直、それを知っておくことは高校受験に向け大きなアドバンテージを得ることにもなりますから。
ひとつの例として、『中1・2学期中間』と『中3・総合(8月)』に注目してみましょう。
〈B中学〉を見ると、中1で『400点以上』の割合が18%に対し、中3の『400点以上』『300点台』の合計は17%。ほぼ同じ割合です。
つまり『中1・2学期中間』の時点で400点未満だと『中3・総合(8月)』で300点をきる可能性が、極めて高いということになります。他の中学でも、平均点を考えれば380点ぐらいを超えていないと、その確率はかなり高くなることが読み取れます。
現時点で目標校がある人、中3の時に最低限、ある点数以上を採っていてほしい、と思っている方はこの機会に、ぜひ2学期の点数に注目してもらえたら、と思っています。
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