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【学びの国信州復活】

  • hamanishi8737
  • 2021年7月1日
  • 読了時間: 21分

 学習塾とコンサルティング会社 ー まったく別の業種ですが「長野を盛り上げたい」「昔からの文化である『学びの国・長野』の復活」という共通課題に共鳴し、コラボ企画が実現しました。


 企画決定後(株)Future.lab・代表の西澤(写真左)と学習塾就英・塾長の近藤(同右)が『教育現場』と『教育資金』について大いに語り合いました。ぜひご覧ください。

Part-1 『教育』と『お金』 

~とにかく得してもらいたいと思っているんです。 Part-2 『教育』と『学習塾』

~結果を出すというのが塾の本質じゃないかと思った。

Part-3 『教育』と『情報・準備』

~早くから準備するというのはいろいろな点でメリットを生む。

Part-4 『教育』と『教育費』

~その局面に応じてエネルギーの入れ方を変えていく。

Part-5 『教育』と『受験』

~そこが改善できると大学選びも幅広くできるのではないかと思うんです。

Part-6 『教育』と『選択』

~ちゃんと選択できる力を持つことが大事だ。

Part-7 『教育』への思い

Part-8 会社概要





Part-1『教育』と『お金』 

~とにかく得してもらいたいと思っているんです。


西澤:今日はよろしくお願いします。


近藤:西澤さんと時間をとってお話しさせてもらうのは久しぶりですね。いつも一杯入りながらですけど。


西澤:昨年からは一回もなかったですからね。今の状況が収まったらまた行きましょう。


近藤:ほんとに。


西澤:さて(近藤)先生、今回のコラボ企画ですが、まず先生の方から今回の企画をやろうと思ったきっかけをお願いできますか。


近藤:そうですね。まあ学習塾という立場から見て、この仕事を長いことやってきて、例えば仮に学習塾で成績が上がらないとか、結果がでなくて退塾されてしまうことがあったとしても、僕は仕方のないことだと思っているんです。プロの世界ですから、当たり前の話ですけどお金が原因で入塾を諦められたり、中途退塾されてしまうとなると、こちらは何も言えないんです。そういうもどかしさみたいなのが、この仕事をしてからずっとあったんです。


西澤:そうなったら残念というより、きっと悔しいですよね。


近藤:それに『塾の人』がご家庭のお金のことを、ああだこうだと言える立場にもないと思っていて。


西澤:たしかに(笑)


近藤:そこでフューチャー・ラボさんの『教育資金セミナー』、うちも以前協賛させていただきましたが、そこに参加されたご家庭がすごく多かったことを聞いて正直驚いたんです。

そんなに興味を持っている方がいるのかと。


西澤:そうですね。昨年からはできない状況ですが、初めは100名規模、その後は200名規模で開催させていただきましたが、すべて参加申し込みが一杯になりました。


近藤:すごいですよね。僕は今回の企画に興味を持った人には、『教育』と『お金』の間の壁が少しでも低くなってほしいし、『お金』についてこの機会にできるだけ多くの方に知識を得てもらって、とにかく得してもらいたいと思っているんです。西澤さんは今回の企画、どう捉えていますか。


西澤:はい。私は会社を立ち上げて大きなセミナーを毎年やっていました。その中で一番中心にあったのが『教育資金を考える』というセミナーでして、今までに5回開催させていただいて今はいったん中断していますが、これは文部科学省や長野県、長野市、また各企業様が後援についていただいているのですが、やはり『教育現場』と『教育資金』、またお子様の進路というのは切っても切れない関連性があるんじゃないかと思っていて、それで『教育』というフレーズが頭にありました。今回の企画は『教育資金』に関するご相談を、個別に、しかも無料で行えるということに大きな意味を持っていると考えています。


近藤:そもそも『教育』という分野の、『お金』という部分にターゲットを絞ったセミナーをやったのはどうしてなんですか?


西澤:私はコンサルティング会社をやっていてよく教育資金、お金についての相談をよく受けるのですが、人生においての3大出費というのは住宅、教育、老後といわれているんですけども、このうち教育資金だけがプロに頼るのが下手な分野なんです。

 例えば住宅ローンは総額が決まっていて返済期間と月々の返済額を考えるじゃないですか。この総額というのは自分の住みたい家があっての総額なんですね。老後も同じで過ごしたい老後があって老後の生活費があってというように逆算があるんです。夢やビジョンがあって費用面があってそれを期間で分散していく。

 ところが教育資金だけはこれが逆なんです。とくに地方で私がよく感じるのは教育資金、いくらかかるのかという全体像が見えていない。それに伴ってお子様の進路について考える場も少ない、夢やビジョンも少ない。従って非常に場当たり的にお金がでていってしまう、ということを実感しています。そういった中で思うのが、その道のプロに任せるのが最高のコストパフォーマンスだということですね。


近藤:お金の相談、とくに教育に対するお金のことって、どこに相談していいのか普通わからないですし、それって誰かに相談すべきものなのか?なんて僕なら思ってしまいます。

うまくやりたいけど結局『一生懸命に働く!』という結論になってしまう気がするんです。


西澤:資金計画というのは極めて重要だと思います。高校、大学の進学において資金計画をしっかりしておかないと将来親御さんまたお子様に大きな影響を及ぼす可能性があります。そういったことをヒントに、教育費について考える場面を何か作っていけないかなということで先ほどの教育資金セミナーにつながり、教育ローン、奨学金、自己資金、この三方向から考える場を作りました。

 ご家族で教育資金に向き合うことで結果的にお子様の進路も親子で話し合うことができ、親子で将来について色々な角度で話し合うきっかけができるのではないかなと思ったんです。結果的に多くの市民の方々にご参加いただきましてさまざまな反響がありました。

 今後もこの活動は続けていきたいと思っています。


近藤:先ほども話した通りお金のことはなかなか僕は、塾の立場では言えませんが、いずれにしても学習塾という(教育の)現場から、お金のフォローができるきっかけを作りたいと思ったので、今回がその一歩目になったらいいなと思っているんです。


西澤:学習塾にしてもそうだと思うんですが、子供の成績が上がらないからあっちへこっちへ行かせる、というように場当たり的にお金を出すのではなくて、早い段階からしっかり計画をしてその道のプロに委ねていくのが、結果的に大学への進学も含めてコストはかからないんじゃないかと思うんです。



Part-2『教育』と『学習塾』

~結果を出すというのが塾の本質じゃないかと思った。


西澤:逆に私のほうから見るとお金のアドバイスができても、当然塾選びのフォローはできないし、何やら高額な所もあるみたいで。


近藤:塾も『経営』ですから当然月謝は頂くんですけど、それは当たり前のことではないと僕は考えているんですね。要するにポリシーなくやっていると、いつ地域(のみなさん)から見放されてもおかしくないと。それを忘れないようには意識しています。


西澤:普段から先生の『教育』に対するお話しを伺っていると、プロ意識は十分に私に伝わっています(笑)。


近藤:とくに一杯はいるとね、熱くなっちゃうんですよね(笑)。


西澤:先生は塾(学習塾就英)を立ち上げて18年目ですよね。18年というのは大変だと思いますが、先生が『教育』に携わってこられた中で創業以来大事にされていることは何になりますか。


近藤:そうですね。いろいろあるんですが、まあ野暮ったい言い方をすれば『本物の塾』を作りたいな、ということですかね。


西澤:『本物の塾』と言いますと?


近藤:ま、要するに今回のテーマでもあるんですけど、『教育』を主題というか、『教育』という観点を意識した学習塾を作りたいと思ったんです。実はぼくが長野の学習塾で働き始めた時、その時の上司から「学習塾はシステムでお客を集めているんだ」と言われた時に、何かものすごく違和感というか、そういうものを感じたんですね。


西澤:システムで、ですか。


近藤:要するに、企画や宣伝力に力を入れることで生徒を集めているんだ、と。そう言われた時にそれはちょっと違うだろう、と思っていたんです。たまたまここの塾だけかと思っていたら、他の塾の話を聞いても大体同じで。そういう感覚で塾をやっているということが、僕には考えられなかったんです。


西澤:先生は東京のご出身ですよね。東京の塾とは、やはり違いがあるんですかね。


近藤:例えば、僕は大学受験まで個人塾に通っていたんです。その個人塾は今でもやっていて、当時の3倍を超える規模になっているんです。どんどん人数が増えていったのは、それは「あの塾はいい」「成績が上がる」だったんです。時代のせいもあるかもしれないんですが、そう考えればやっぱり結果じゃないのかな、と。もし東京で、ましてや個人塾のレベルでそう考えて塾をやらなかったら、絶対に消えてしまう。ここは長野ですけど、長野であってもそういうレベルで塾をやりたいなと。もちろん学習塾も『経営』なわけだから宣伝は大切だし、キレイごとを言うつもりはないけど、要はその順序ですよね。

 結果を出す、成績は一番だと思うんですけど、結果を出すというのが塾の本質じゃないかと思ったし、それに加えて大切になってくるのがそれに付随してくる部分、ここを大事にしないとだめなんじゃないのかなと。それで結局『教育』というのがテーマになったんです。


西澤:なるほど。その学習塾そのもののシステムを売りにするのではなくて、そのお子様ひとりひとりに合った結果をしっかりとコミットメントして、そしてしっかり結果を残していくことに重きを置いていくと。


近藤:そうです。


西澤:逆をいうと先生が生徒をより深く知らないとできないですよね。先生からよく仕事のお話しを聞く中で、保護者の方とのコミュニケーションも相当されていますよね。そういったことにも繋がっているんですね


近藤:人の気持ちの根底にあるものってわからないですから、それは聞かないといけないですから。気持ちの部分を大切にしないと、結局成績が上がるって、勉強するだけではだめなんです。そもそも勉強しないから成績が悪いわけであるから、そっちに気持ちを向けるためにはやっぱりそういう部分、気持ちのケアとかが必要だと思うし、やる気にさせるという言葉は好きではないのですが、本人たちが必要だと思ってやってくれるように、そのためにはご家庭と連絡をとっていままでの状況とか、話してもらえる範囲で話してもらっています。



Part-3『教育』と『情報・準備』

~早くから準備するというのはいろいろな点でメリットを生む。


西澤:先生にもう一つ伺いたいのは、東京・首都圏と地方の保護者が『教育』にかける思いというか、コスト面というのも含めて、何か違いというものを感じることはありますか。


近藤:ありますね。たとえばうちの母親は長野出身ですが向こうで、時代というのもあったんですけど、早いうちから塾・教育を受けさせていましたね。うちは妹は小学校から私立に通っていましたから。


西澤:早いうちから教育を充実させるということですね。


近藤:そうです。それが有効だということがわかっていたんですね。僕は小学校4年生ぐらいから塾に通っていました。それこそ電車で通っていたりとか。


西澤:よく東京で見かけますよね。私も電車に乗っていると小さなお子さんが。ああゆう感じですか。


近藤:そうです。だからといって、いわゆる教育ママなのかというと全くそうではなくて、まあ勉強しなければ怒られるんですけど、それは当たり前で。塾に通うにしても、今度この塾へと言われれば、ああそうなのかぐらいで。


西澤:先生でも勉強で怒られることがあったんですか。


近藤:そりゃありましたよ。基本、勉強大嫌いですから(笑)。テストなんかも小学生の頃はテスト勉強なんかしたことないですし。でも成績は良くて、それは結局学校が好きだったんです。先生に恵まれたのもあるんですが、授業をちゃんと一生懸命聞いていました。というより基本、負けず嫌いだったので、テストの点も悪いと嫌なわけです。 親に怒られるとかいう危機感はなかったんですが、なんか悔しいわけです。だからですかね。

西澤さんは好きでした?勉強。


西澤:私は勉強は好きでした。嫌いと思ったことはないんです。もちろん塾には行っていました。小学校高学年ぐらいから。自転車で30分ぐらいかかりました。塾選びはすべて親でした。塾に関して親から言われたことは、たくさん塾の費用がかかっているのでしっかり勉強しなさい、ということはありました。


近藤:そうですか。僕は今、この立場になって心底わかるようになったんですけど、教育にかかわる事について、親が本当によく情報を仕入れていたなあと。おそらくあの頃の親御さんっていうのは、みんなそうだったんじゃないですかね。ご近所付き合いとかの中で。学校の情報とか。


西澤:やはりそういった意味では、首都圏のほうが教育への熱量ははるかに高いんでしょうか。


近藤:今でも長野から東京や首都圏に移った知人などから、よく塾や学校などの相談を受けるんですが、やっぱり向こうに住めばそうなるんだな、と思うんです。土地柄というのは当然あると思うし、一概に親御さんの意識だけで、差がついているとか違いがあるとか、そういうことではないと思います。人口の違いもありますが、入ってくる情報量や程度も違うと思うんです。それで不安になれば聞くだろうし。そういう中で情報を仕入れて、昔なら口コミで、今ならインターネットでいくらでも調べられますけど、でもそれだけじゃわからない。


西澤:リアルな口コミってありますよね。実体験に伴う、バーチャルではない見極めって、大事ですよね。私は長野県で育ちました。かつて長野県は教育県と呼ばれていましたが、それは寺子屋の数が圧倒的に多かった。言い方を変えますと、学びの場を身分に区別なく提供できた、という点での教育のフィールドであったんじゃないか、というふうに思っているんですが、先ほどのお話でいえば、教育に接点の持てるフィールドがもっともっと長野にあって、より情報を取れたらいいのではないかなと思うんです。


近藤:たしかに『教育との接点の場』というものは、長野は少ないと思います。けど東京・首都圏といわゆる地方とでは、別にどっちがいいとか悪いとかいうものは、ないと思うんですよね。当たり前な話ですけど、実際にどちらに住んでいようが、運動も含めて、子供たちの能力には差なんてないんです。

 じゃあどこで差がでているのかといえば、ひとつは早くやったかやらないか、なんですよね。早くからやって全く伸びないなんて、あまり聞く話ではないんです。ただ同じ目標点に立つのに、10の時間が使える人に対して、3しか使えない人は、登っていく階段は急ですよね。そうなると親も子も、労力を激しく使わざるを得ないですよね。そこを左右するものの一つとして、お金というのは重要な要素としてあるのかなと。


西澤:今のお話しのように、早くから準備するというのは、いろいろな点でメリットを生むと私は実感しています。お子様の教育であり学力であり、また教育資金も早めに準備する。

共通しているのが、親子で早い段階で方向性をかっちり決めるのではなくて、話し合いを始める、ということが大事なのではないかなと思います。



Part-4『教育』と『教育費』

~その局面に応じてエネルギーの入れ方を変えていく。


近藤:ただお金の価値観というのは、人によってちがうじゃないですか。先ほどのお話のように、住宅にかける人もいれば他の部分にかけている人もいるし。


西澤:教育費のかけ方については、首都圏では大体幼少期から教育費をかけると思いますが、私のまわり、長野ですと、短期間に集中してかける傾向が見られますね。ですので塾選びというのは大変重要だと思いました。塾選びを間違えると、様々なミスマッチからお子様自体も悩んでしまいますし、進路について影響がでてくることが予想されます。より慎重に塾選びをしていただき、ある程度短期でコストをかけるということであれば、それもひとつ大切な要素になってくるのではないかと思います。


近藤:そうなると、初めのお話しにあった『場当たり的』に出費してしまう傾向はあるでしょうね。難しいですね。僕らも月謝はこのぐらいですよ、成績はこれだけあがりますよ、と言ったところでその均衡点はこちらはわからないし、各家庭でもそれぞれ違いますよね。そう考えるとお金についての見方とか、教育に対してのお金のこととか、専門の方に聞いたほうが圧倒的にいいですよね。

 『目からウロコが落ちる』といいますけど、何も聞かなかったら目からウロコは落ちないです。あ、そんな考え方、見方があるのかと。資金の『バランス』を考えることとか、僕もためになりました(笑)。


西澤:ありがとうございます(笑)。一般には新しく教育資金を捻出しなければならなくなった時、教育資金というカテゴリーから考えるんです。例えば塾に通わせたいとなった時、一般の方は今かかっている教育資金をやめてそのお金をまわす、というように同じカテゴリーから考えるので幅が狭くなってしまう。

 でもプロが見ると、全体のキャッシュフローからバランスを見るんです。じゃバランスというのは何が優先順位が高いかというと、今やらなければいけないこと、例えば教育はある一定期間に固まって重要性が増します。だから時として、人によっては家よりも大事な時期を迎える方もいるかもしれない。ですがフラットで考えていくのではなくて、その局面に応じてエネルギーの入れ方を変えていく、というのが私は大事だと考えるんです。


近藤:ならばなおさら将来のことについて、小さな場でいいから親子で話し合える空間を早めに作ることが重要ですね。


西澤:そういうことですね。



Part-5『教育』と『受験』

~そこが改善できると大学選びも幅広くできるのではないかと思うんです。


近藤:もうひとつ。首都圏と地方の違いについてですけど、大学受験、高校受験、もちろん中学受験にしても,受験に対する感覚が地方と首都圏では違うような気がします。例えば中学受験をしようと考えた場合、その学校の情報はネットでもみればいくらでも調べられます。しかしなぜ中学受験をするのか、明確な考えのないまま受験をしようとしているご家庭が結構多いんです。

 そうなると合格してもしなくても、子供にとって様々な弊害がでる可能性があります。その弊害も、実はぼくが小学生ぐらいの時にあったようなことです。長野の場合、中学受験自体やっとここ数年で増えてきたところなので、そういった弊害がまだ表に出てこないんです。それはよほど細かくネットで調べようと思わないかぎり、知ることはできません。学習塾でも、合格にむけたアドバイスはうちを含めアドバイスできるでしょうが、その後のアドバイスまでは、情報と経験が多くないとできません。子供の気持ち、親御さんの気持ち、将来のことを考えているわけですから、しっかりと情報を伝えてあげたいんです。

 高校受験にしても公立の方が人気が高く、私立は、となると「お金もかかる」という理由で敬遠されてしまう傾向が強いです。私立高校の『旨味』とかまでわからない方もまだ多いですし、実際最近は私立高校の進路に向けた取り組みが、年々強化されていると実感しています。


西澤:情報をどこから取ってくるのか、正確性はどのぐらいなのか。その判断力も大事になりますね。


近藤:大学受験となるともっと感覚は違っていて、例えば僕もそうでしたが、複数の大学を受験するわけです。友人でも大体4、5校は受けていました。でもこちらの子は、そこまで複数受験をする人が少ない。よくよく考えてみたらそれは当たり前だなとわかるようになりました。それでも長野はまだマシなのかもしれませんが、東京や関西で受験しようものなら、往復の交通費、それと宿泊代、それに加えての受験料。とくに女の子であれば、親御さんも付き添っていくケースも多いでしょう。複数受験をするとなると、これが何倍になることも考えられます。そうなると相当お金がかかるし、気も引けますよね。

 でも東京に住んでいる者にとっては、普段学校に行く感覚で受験をしに行けるんです。交通手段や乗り換えは簡単にわかっているし、かかるのは電車賃だけで、親も付き添っていくわけではないですから。そりゃ地方の子が複数の大学を受けるなんて、厳しいなと実感したんです。だからそこが改善できると大学選びも幅広くできるのではないかと思うんです。


西澤:意外と教育資金準備で忘れている所ですよね。地方から出て4,5校受けるなんて、バカにならないぐらい費用がかかりますよね。



Part-6『教育』と『選択』

~ちゃんと選択できる力を持つことが大事だ。


近藤:そうなると、東京の連中よりも地方の受験生の方が一発勝負の感覚が強くなってくると思うんです。どの大学を受けるのかという選択だって、より絞っていかないといけなくなりますよね。しかも今の時代、学部・学科名だけみてもなにをやっているのかよくわからない学校も多いです。学校経営もますます大変ですから自分が卒業した学校がなくなってしまったり、受けようと思っていたら急に募集停止なんてこともありうるわけです。

 そういう中でちゃんと選択できる力をつけないとダメだと思っていて、最近就英では高校生の比率が高くなってきているんですが、塾生にも時間をかけてそういったことを教えているんです。だから高校生の塾生からはほんと相談が多いです。ただ相談には乗れるし学力のフォローもできるけど、お金のフォローはできないんです。その中で本人も家族の方も満足できる受験をしてもらうには、今回のような機会を通じて資金面でもプロの方のアドバイスを受けてもらうことは非常に重要なんじゃないかと思うんです。


西澤:教育費というものを考えた時に例えば国公立の大学を将来視野にいれていくのであれば、ある程度中高で学習塾も含めて教育費にお金をかけ、結果的にトータルで10年間のコストを抑えるという考えもあると思います。ですがこの考えというのは、将来のビジョンがある程度お子様とコンセンサスがとれていないとできないですね。この仕事をしていてひとつ驚いたことがあるのですが、奨学金をお子様が自身の借金と認識していない方が多いんですね。社会にでて半年後から返済が始まり、40歳代前半まで支払いが続きます。非常に負担は重いです。そういった意味でも早い段階から資金計画、お子様に向き合って話していただきたいと思います。


近藤:お金のフォローができると結局得するじゃないですか。お金に対する価値観は人によって違うわけですから、なかなか他者と比較できない分、自己の判断だけでお金のことを考えるのは難しいと思うんですよね。


西澤:そういうことで言えば学習への向き合いかたを考える、またそれに伴う教育資金を考えることを一緒に行えるという今回のこの企画は理にかなっていると思えます。


近藤:知ることは大切ですから。なにも知って、それをすべて鵜呑みにする必要はないですよね。しっかり判断して、必要なものとそうでないものを分けていけばいいんです。まずは知ることです。


西澤:後悔しないためにも情報、例えば教育資金でいえば奨学金、教育ローン、こういったものをうまく活用することが有効手段なんですが、ほとんどの方がギリギリまで調べないのが普通になってしまっているんです。


近藤:でも調べようって感覚は、僕にもきっとなかったですね。大学まで行かせたいとなればそこに向けての資金を捻出するために、一生懸命働くという考えが一般的ですし、僕もそういう考えになっちゃいますね。ただただ支払うためだけの労働になってしまう。

決して得をするための労働じゃないですよね。



Part-7『教育』への思い

西澤:今日お話しをしていて私が感じるのは、ひとつは情報という点からいくと、現代社会において情報というのは、拾おうと思えばいくらでも拾えますが、情報の捉え方で格差が生まれているのではないかと思えます。もうひとつは選択の重要性です。選択という点があるかないかで大きく変わってしまう。ではその選択というものをどうやって増やしたらいいかというと、情報のとらえ方とそれに裏付けられる教育現場、教育のフィールドと教育資金、こういったところが絡んでくるのではないかなと感じました。


近藤:僕は目標を持つことは大事だと思っていて、塾生たちにもよく言うのですが、自分の今の立ち位置がわかっていなかったら、目標までの距離がわからない。距離がわからなかったら、何を努力していいのかわからない。到底それだけでは目標に到達するためのエネルギーが足りないのに、そのままやり続けてしまう。成績に差がつくのはそれが原因だと思っていて、単に能力の問題だけなのではなくて、一番重要なのが、今いる自分の立ち位置がわかっていたら、それは何年生であろうと、どんな分野であろうと、どういう努力をしていったらいいのか計算がつくと思うんです。

 それは親御さんも一緒で、先ほど西澤さんがお話しされたように、これからの人生においてかけるお金も、トータルでわかっておかないと、その中のパーツにお金をかける勇気もないし、こちらを切り取るという勇気もないでしょう。そう考えると目標をもつことは大事だと思うし、妥協することはいつでもできますが、挑戦する機会はそうあるものではないので、こういう機会をぜひ活用してもらえればと思います。


西澤:先生のお話しはまさにコンサルティング、ナビゲーションの話なんですよね。現状を把握したうえで戦略的な目標設定をしていきます。その目標にたどりつくまでのコースを、いかに効果的に効率的に作り上げていくか。それに尽きるのではないかと思います。そういう意味でも、やはりプロを活用してほしいのです。それが結果的に一番のコストカットになるのですから。


Part-8 会社概要

・株式会社フューチャー.ラボ

長野県に拠点を置く、危機管理を主軸としたコンサルティング会社。

危機管理の観点から社会リスク・金融リスク・自然災害リスクなど多角的なリスクマネジメントを得意とし、弁護士や税理士などと連携しながら、法人・個人問わず多岐にわたる悩みや問題に実現可能な解決策を提供する。

教育資金やアンガーマネジメント、防災・減災などをテーマにした「エンターテインメント型セミナー」も定期的に開催し、各方面から支持を得ている。








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